News & Topics

トピックス

The Faculty of Pharmaceutical Sciences

2015.04.14 【掲載:武田教授】日本経済新聞

 4月14日(火)の日本経済新聞朝刊に、本学の武田真莉子教授らが、届きにくい脳の内部へ的確に治療薬を運ぶ技術を開発したという記事が掲載されています。
 注射した薬物は通常、異物が侵入するのを防ぐ「血液脳関門」によって遮断され脳に十分に届かないが、武田教授と亀井助教は、ウイルスが細胞に侵入する仕組みにヒントを得たエスコートペプチド「CPPs」を特定し鼻粘膜を介した経路を使って脳に直接薬物を送り込む技術を開発。脳の深くにある海馬や視床下部などにも薬物を送り届けることができることが本チームにより実証されており、アルツハイマー型認知症や脳腫瘍などで治療効果が高まることが期待されます。

 今後は、複数の製薬企業と共同研究を進め、5年以内の実用化を目指すとのことです。

一覧に戻る