2020.06.27 7月1日以降における本学の対応について~学長メッセージ~
保護者(保証人)の皆様
このたび本学では、国や県からの外出自粛要請の大幅な緩和、さらにはこの1か月の関西地区での感染拡大状況などを慎重に検討し、本学の行動指針(BCP)に基づく「レベル3(制限中)」から「レベル2(制限小)」へ段階を移行することを決定いたしました。これにより、原則として遠隔授業(オンライン授業)の継続、キャンパスへの入構制限は維持しつつも、対面授業、図書館・情報処理実習室などの学内施設の利用、課外活動をはじめとする諸活動の段階的緩和に向けて検討・実施していくことといたします。詳細は、各学部、各部署から順次発信される案内をホームページや学内情報サービスでご確認ください。
すでに本学では、6月5日の「学長メッセージ」ならびに「6月8日以降の本学の対応」でお知らせいたしましたように、国の緊急事態宣言の解除、県の休業要請の解除を受け、近隣の感染状況も慎重に判断したうえで、6月8日より本学の行動指針(BCP)の「レベル4(制限大)」から「レベル3(制限中)」に移行いたしました。これに基づき、原則として授業は遠隔授業(オンライン授業)で実施するとともに国家試験の受験資格にかかわる学内外の実習、卒業論文や卒業研究の個別指導、大学院の研究指導などをはじめとして、例外的に対面授業を開始してきました。また、学内施設の利用、課外活動に関しても例外的に一部緩和してまいりました。今回の「レベル2」への移行の決定により、この動きをさらに進めていくことになります。ただし、新型コロナ感染の重大性(ワクチンもなく治療法も十分に確定していない)や感染拡大のリスクを考慮して、十分な感染対策をとりながら、慎重かつ段階的に活動を緩和していく予定です。
緊急事態宣言の解除以降、社会全体の動きは「コロナ禍との戦い」から「ウィズコロナ」に向けた新たな生活様式の模索へと進んでいます。2020年までの常識では通用しない時代に入ったともいえます。すなわち、ますます「知恵」と「工夫」が求められる時代になってきたということを意味します。
今年度に入り、学生の皆さんには不安や不自由な状況での大学生活を送っていただいていますが、皆さんの真摯な学びの姿勢とご協力により、遠隔授業(オンライン授業)も7週目が終了し、前期の授業は後半に入っていきます。
今後は、学生の皆さんとともに、ウィズコロナ時代の新たな大学教育の在り方、キャンパスライフの新しいスタイルを追求していきたいと考えています。
引き続きご理解とご協力のほど、心よりお願いいたします。
神戸学院大学
学長 佐藤雅美