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The Faculty of Pharmaceutical Sciences

2020.04.25 薬学部長より:薬学部の新入生、在学生、卒業生、保護者の皆さまへ

 キャンパスが華やぎ新年度に期待を膨らます時期ですが、本年度は寂しいスタートになってしまいました。また、皆様におかれては落ち着かない不安な気持ちでお過ごしのことと存じます。

 

 

 新入生の皆さんは、大学では何を学ぶのだろう、どのようなクラブに参加しようかなど期待を持たれていたことと思いますが、大学生活のスタートが戸惑い、不安を感じたものになってしまいました。

 2年次、3年次、4年次の皆さんは、講義、実習がどのようになるのだろうか不安に感じられていることと思います。

 5年次の皆さんは、調剤薬局、病院での実習がこの先どのようになるか不安に思われていると思います。

 6年次の皆さんは、卒業論文作成や国家試験のための学習に不安を持たれていることと思います。

 

 

 講義室、実習室、研究室で笑いながら、でも、時に厳しく皆さんと過ごしていた当たり前の日常がなんとありがたいものであったか、この事態に及び“あたりまえ”が、なんと貴重なものかを感じています。薬剤師を目指す皆さんは、卒業すれば医療の現場で活躍することとなります。今、医療の現場では未知の敵との大変厳しい戦いが繰り広げられています。皆さんが今できること、医療人の卵として大切なことは何か、それは、医療の現場に負担をかけないことです。そのためにはどうすればよいか、今一度自分の行動を考えてみましょう。

 

 

 心配なことがあれば、いつでも担任に連絡してください。笑って会える日が来るまで、この難局を一緒に乗り越えましょう。

 

 

 すでに学内情報サービスで皆さんにお伝えしていましたように、講義等についてはWebを介したオンライン授業となります。5月11日の授業開始に向け、教職員が全力で準備しております。また、お知らせしていますように大学、学部、担任等から皆さんに情報を発信していますので、情報には十分注意していてください。各学年に必要な情報、対策は出来うる限り行って参りますので、もうしばらく待っていてください。

 

 

 卒業生の皆さんにおかれましては、大変なご苦労があるものと推察いたします。教職員一同、皆さんのことを心配しております。そして必ず笑って会える日が来ることを信じています。

 

 

 最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、お子さまの大学生活、講義等でご心配のことお察し申し上げます。通常とは異なる講義形態で授業を進めて参ることになりますが、学部として出来る限りのことを行ってまいる所存です。また、実習等におきましては、一部変則日程で行うこともございますがご理解のほどよろしくお願いいたします。なお、6年次生においては、国家試験に向けた対策をすでに開始しております。どうぞご家庭からもお子さまの生活面等のサポートを宜しくお願い致します。

 

 学部として、誠心誠意努めて参りますので、ご理解、ご協力賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

 

 

薬学部長 屋山 勝俊

 

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