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The Faculty of Pharmaceutical Sciences

2024.02.26 2023年度模擬患者さんお疲れさまミーティングを開催しました

 2024年1月27日に、本学ポートアイランドキャンパス(KPC1)にて、薬学部の教育にご協力いただいている一般市民の模擬患者さんとの意見交換、そして、この一年間のご協力に感謝の気持ちを込めた慰労を目的とする、お疲れさまミーティングを開催しました。

 模擬患者とは薬学生のコミュニケーション教育のために、一定のトレーニングを受けて、実際の患者と同じような症状や会話を再現できる患者役を演じる人のことをいいます。模擬患者には、その目的と役割に応じて、①コミュニケーション試験実施のための標準模擬患者(standardized patient)と、②薬学生の患者とのコミュニケーション教育のための模擬患者(simulated patient)の2つに分類されます。これら役割は、一般市民の方にしかお願いできないのですが、今年もたくさんの方にご協力のお申し出をいただくことができました。

 このお疲れさまミーティングは、毎年恒例となっている会ですが、コロナ禍もあり、今回、4年ぶりの開催となりました。標準模擬患者および模擬患者の皆さま29名と、コミュニケーション教育に関わる薬学部教職員11名が参加しました。

 第一部では、コミュニケーション実習責任者の上町亜希子講師が司会を務め、薬学部教員と模擬患者の意見交換会が行われました。岸本修一薬学部長からの挨拶の後、模擬患者と薬学部教職員の意見交換を行いました。模擬患者からは、「大変なこともあったけど楽しかった」、「有意義な時間だった」、「将来、薬剤師になる学生たちの教育に関わっていたが自分の方が勉強になった、「来年もぜひ参加させてもらいたい。」という前向きな意見が多く聞かれました。薬学部教職員からは、いただいた意見に答えながら、ご協力いただいていることの感謝の気持ち、学生の声などを伝えました。

 

 

 第二部では、B号館のレストランジョリポーにて、池村舞講師が司会を務め、懇親会が行われました。美味しいお料理をいただきながら、和気あいあいとした雰囲気の中、模擬患者と薬学部教職員がざっくばらんに話し合ったり、模擬患者同士で親睦を深めあったりしました。最後は、「また来年会いましょうね」との声が次々聞かれ、大盛況の中終了しました。

 神戸学院大学薬学部の学生教育では、社会から求められる薬剤師を育成するため、さまざまなことに取り組んでいます。その中で模擬患者は、一般市民の方が直接、薬学教育に参加していただき、未来の薬剤師たちにその感覚や価値観を伝えていただく貴重な場となっています。みなさまのあいたお時間を模擬患者としてご協力いただけるとありがたく存じます。

 模擬患者の活動に興味がある方は、以下をご覧の上、お問い合わせください。

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