2020.09.14 後期の授業再開にあたって(学部長)
はじめに
薬学部では後期実習・演習・講義を対面授業とインターネットを使った授業とのハイブリッドで行うことを案内しています。また、授業の進め方など具体的日程につきましても教務委員から案内いたしました。
本来でしたら全ての実習・演習・講義を対面で実施したいところですが、現状を鑑みこのようなハイブリッド型で授業をいたします。
授業再開にあたっては、文部科学省「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」、兵庫県、神戸市、大学からの要請に従い、感染防止対策を講じたうえで授業を進めてまいります。不便をおかけすることもありますが、ご協力をお願いいたします。
さて、皆さんは薬剤師になることを目指しています。卒業すると、病院、薬局など医療の最前線あるいは企業、保健所など医療現場を支える仕事に就きます。そのことを今一度胸に刻み、学習にあたるとともに節度ある行動をとるよう心がけ、後期を過ごすようにして下さい。
大学での授業が始まりますが日頃から体調を管理し、「神戸学院大学 体温・風邪症状チェック表」に必要事項を記入してください。そして、登学する時には必ず「神戸学院大学 体温・風邪症状チェック表」を持参して下さい。持参なき場合は、講義・実習・演習を受けられない場合がありますので注意して下さい。
各学年の現状並びに今後の予定について記述します。
6年次生
9月7日より後期授業が開始されています。第106回の薬剤師国家試験は、2021年2月20日、21日に実施されることが厚生労働省より発表されました。皆さんにとっても現状は厳しい環境ですが、国家試験に合格出来るよう最善を尽くして下さい。
なお、国家試験対策用の模擬試験、卒業試験、専門科目の試験は大学にて実施します。また、各分野への質問の機会、図書館、自習室の利用方法などについては、日程、利用方法が決まり次第連絡いたします。
5年次生
病院での実務実習、薬局での実務実習が行われています。また、研究室での卒業研究も行っています。実務実習日程、実習先の変更が行われたりしましたが、実務実習、卒業研究は順調に行われています。体調に留意し実務実習、研究に取り組んでください。
4年次生
実技を通して技能・態度を評価する客観的臨床能力試験OSCE (Objective Structured Clinical Examination)及び次年度の病院、薬局での実務実習に向けた実習を、大学にて開始しています。また授業も、9月7日より開始しました。OSCE、知識を評価する客観試験CBT (Computer-Based Testing)、専門科目の試験は大学にて実施します。
専門科目の単位取得、OSCE、CBTに合格することは、次年度、実務実習を行うには必須です。各自意識して取り組むようにしてください。
1・2・3年次生
実習において習得すべき技能のうち、特に重要なものは前期から後期に移動して行うことにしています。後期に実施される実習は、各学年において習得しなければならない技能、態度が含まれています。上位学年の実習、あるいは講義の理解において重要な実習内容が多くありますので真摯に取り組んで下さい。講義科目の内容を理解しないで上位学年に進級すると、上位学年での講義内容を理解することが難しくなります。そこで、上位学年に進級しても困ることがないよう大学において、講義・演習を展開していく予定です。
また、専門科目の試験は大学にて実施します。前期の講義で不明な項目、理解出来なかった項目などは、大学に登学した時に講義担当者に聞くようにしてください。絶対に、理解出来なかったところをそのままにしないでください。
皆さんへ
施設の利用にあたっては、一部制限があります。利用方法については改めて連絡がありますので、利用方法を遵守してください。繰り返しになりますが、医療職の卵である皆さんも、現在の状況を十分理解し、ウイルスを人にうつさない、うつらない行動をしてください。皆さんが責任ある行動をとられることを願っています。
なお、再び述べますが、登学するときには「登学の再開にあたって」を熟読するとともに、必ず、「神戸学院大学 体温・風邪症状チェック表」を持参してください。これは現時点での予定であり、今後予定を変更する場合があります。
一日も早く、皆さんの明るい声がキャンパスにひびき、クラブ活動やコンパなど普段の生活に戻れるよう頑張っていきましょう。
なお、何かありましたら、担任あるいは教務委員ご相談ください。
保護者の皆様へ
平素は、神戸学院大学薬学部の教育にご理解賜り御礼申し上げます。
8月はじめに、後期授業はオンライン授業と大学での授業とのハイブリッドで行う旨、ご案内させて頂きました。また、授業の進め方等具体的日程につきましても教務委員の方から学生の皆さんに案内させて頂いております。授業再開にあたっては、文部科学省「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」、兵庫県、神戸市、大学からの要請に従い、感染防止対策を講じたうえで大学での授業も進めてまいります。何卒、ご理解、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
先日、第106回の薬剤師国家試験が、2021年2月20日、21日に実施することが厚生労働省より発表されました。6年次生の学生の皆さんには国家試験合格に向け、様々な対策をとっているところでございます。学生が自身の学習進度を知ることは国家試験合格に必須であることから、大学において模擬試験を実施いたします。また、卒業試験、定期試験に替わる試験も大学において実施する予定にしております。
5年次生の学生の皆さんは、病院、薬局での実習を取り組んでおられます。また、卒業研究も各研究室等において実施しております。
4年次生におきましては、次年度の病院、薬局での実務実習で必要な技能・態度・知識についての実習を、大学にて開始しています。また、授業も9月7日より開始しました。実技を通して技能・態度を評価する客観的臨床能力試験OSCE (Objective Structured Clinical Examination) 合格及びに知識を評価する客観試験CBT (Computer-Based Testing)に合格することは、次年度の実務実習を受けるために必須となります。学部では、これら試験の合格に向けた対策も開始しております。なお、OSCE、CBT、専門科目の試験は大学にて実施いたします。
1から3年次生の学生の皆さんには、9月19日から講義・実習・演習を開始いたします。実習において習得すべき技能のうち、特に重要なものは前期から後期に移動して行うことにしています。後期に実施される実習は、各学年において習得しなければならない技能、態度が含まれています。この技能、態度の習得は、実習室、演習室で対面にて行う必要があります。また、各学年に開講されている講義科目は、上位学年においてその基礎となるものが多々あります。講義科目の内容を理解しないで上位学年に進級すると、上位学年での講義内容を理解することが難しくなります。学生の皆さんには、知識を定着して頂くため、講義・演習の一部を対面にて実施いたします。また、定期試験にかわる試験につきましても大学にて実施いたします。薬剤師国家試験の合格には、1年次からの基礎知識に加え、上位学年で習得する応用的な知識も要求されます。講義で不明な項目、理解出来なかった項目などはそのままにせず、大学に登学した時に講義担当者に聞くようご家庭からもご助言をお願いいたします。
薬学部は、医療従事者である薬剤師を養成する学部でございます。各学年で必要な技能、態度、知識を修得して頂くには、大学で講義・実習・演習を受けて頂く必要がございます。何卒、ご理解、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
なお、これは現時点での予定であり、今後予定を変更する場合があります。ご不明な点がございましたら、担任あるいは教務委員ご相談ください。