2017.11.08 【福島教授】ワークショップを開催しました
グランフロント大阪のナレッジキャピタルで10月29日 薬学部の福島昭二教授がワークショップ「くすりの秘密と工夫を学ぼう!」を実施しました。
この日は、小学生とその保護者を対象に2部制で実施し、それぞれ8組の親子が参加しました。福島昭二教授が講師を務め、上町亜希子講師と共に薬学部5年次生の山﨑悠汰さんと土田萌恵さんが学生スタッフを務めました。
くすりは「内服薬」「外用剤」「注射剤」の3種類に大きく分けられており、最初はその中の内服薬について調べる実験を行いました。
内服薬には様々な形状があり、「カプセル」「錠剤」「液剤」「粉薬」があります。形状によって特徴が異なり、どのような目的をもってその工夫がなされているのかを実験を通して学びました。
「カプセル」と「錠剤」の実験では、身体の中で、飲んだくすりがどの様に変化するのかをみるため、胃液を入れた瓶の中にくすりを入れ、観察をしました。
次に、「どうしてくすりを飲む時は「水」がいいと言われるのか?」を説明しました。
実際にお茶を使ってくすりを飲んだらどうなるか、キレートによる鉄剤の析出実験を行い、飲みものに含まれている成分が、くすりの吸収を阻害しないようにコップ一杯の水で飲むことの大切さを学びました。
保護者の方にも参加いただいて「くすりの飲み方・使い方」を説明しました。
カプセルの上手な飲み方や、オブラートの使い方、目薬のさし方を体験してもらいました。
体験した保護者の方は、「知っているようで全く知らなかった。これからは今日教えていただいた方法でやってみます」と話していました。
次のプログラムでは、重曹とクエン酸を使って、二酸化炭素が追い出される現象を体験。
子どもたちはその様子に興味津々。
何度も重曹とクエン酸を食酢の中に入れて、観察をしていました。
最後のプログラムは、調剤実験です。
白色ワセリンと精製ラノリンを使って「すべすべ軟膏」を作りました。
軟膏台とヘラを手に、2種類の軟膏を混ぜ合わせました。
軟膏台に押しつけるように混ぜるのに、苦戦するこどももいましたが、最後には上手に軟膏壺につめて完成。
普段はできない体験に、「楽しかった」と声が上がっていました。
<社会連携グループ>