2017.06.02 【実習・講義】2年次生へ防災実習
5月15日から18日の4日間にわたり、薬学部2年次生全員が神戸市消防局による防災実習と講義をポートアイランドキャンパスで受けました。
この防災実習等は、2007年に神戸市消防局と本学が締結した「特殊災害時発生時の協力協定」に基づいたものです。
薬学部の佐々木秀明教授と平野裕之講師、瀧本竜哉助教らが中心となって企画運営され、2008年度から今年で11回目となりました。
防災実習と講義は、危険物を取り扱う化学系の実習が含まれている「演習実習ⅡA」の一環として毎年実施されています。
5月15日(月)は、『化学と安全について』という演題で神戸市消防局警防部警防課特別高度救助・特殊災害隊第3係の村上正人氏、奈島武弘氏による講義がB302講義室で行われました。
今年は地震や実験時の災害発生時の対応等について説明がありました。
5月16日(火)・17日(水)・18日(木)の防災実習では、神戸市消防局でテロ等の特殊な災害を取り扱う特殊災害隊の隊員が、C号館北側で消火器や屋内消火栓の構造・原理、使用方法、特殊災害発生時(有毒ガスの漏洩や放射線事故等)に用いられる各種測定機器等の資機材の説明をしました。
また、全国に10数台しかない特殊災害対策車内の見学、化学防護服を試着しボンベを背負う体験、消火栓の取扱い及び放水体験など4班に分かれ実施されました。
【 薬学部2年次生の感想 】
①講義
・地震や津波はいつくるかわからないので、日頃から対処法を意識して行こうと思った。
・今回の講義で普段自分達が行っている実験などに多くの危険があることが分かった。
・化学反応による火災や事故も多いことが分かったので、これから実験するときは危険を探知して安全に行いたいと思った。
・防災の意識をこの講義を聞くことで実感できた。
・普段からの備えが災害の被害を軽減することにつながると分かった。
②防災実習
・良い経験になった。
・実際に火事が起こったとき、少しでも役立てそうだ。
・冷静に対応することが大切だと学んだ。
・災害があったとき、率先して行動できるようになりたい。
・火事の現場で、消火器や消火栓の使い方がわかっていなかったら困るので、一度使ってみて良い経験になった。
・消火器・消火栓の扱いを学べて良かった。
・消防服や防護服を着させていただき、貴重な経験になった。
・細菌や化学物質、放射線などを調べる機材に興味がもてた。
(KPC総務事務グループ)