2022.10.05 【採択:武田教授】日本薬学会第143年会(札幌)企画シンポジウム
2023年3月25日〜28日に開催される日本薬学会第143年会(札幌)の公募シンポジウム企画で薬学部の武田真莉子教授が企画した「ウィズコロナ・ポストコロナ時代に対応した薬学教育手法のパラダイムシフト―デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した臨床準備教育の進展―」が採択されました。なお、武田教授が講演する研究成果は、本学教育改革助成金(2021年度採択分)で実施されたもので、共同研究者は、橋本保彦、中川左理、辻本貴江、上町亜希子、池村 舞、辰見明俊、江原里佳、笠見裕美(神戸学院大学)、山本彰洋、葉山勝大(イマクリエイト株式会社)です。
以下は武田教授文責によるシンポジウムの詳細です(敬称略)。
日本薬学会第143年会(札幌)
組織委員長 南 雅文
日時:2023年3月28日(火) 13:50 ~ 15:50
シンポジウムテーマ:ウィズコロナ・ポストコロナ時代に対応した薬学教育手法のパラダイムシフト―デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した臨床準備教育の進展―
オーガナイザー: 武田真莉子(神戸学院大学) 三原潔(武蔵野大学薬学部)
【シンポジウムの概要】
今般の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、臨床で行われる実習が中止または縮小を余儀なくされる中で、薬学における臨床準備教育も多大な影響を受けた。医療系の人材育成を預かる大学においては、どのような状況下であっても教育の停滞や、質の低下があってはならないため、コロナ禍においても各大学は独自に様々な工夫をしながら教育を行ってきたと考えられるが、今後はそれらをさらに進化させ、ウィズコロナ・ポストコロナ時代に対応した教育手法の高度化、新たな技術の開発・導入が求められている。そこで、本シンポジウムでは、いち早くデジタルトランスフォーメーション(DX)等の技術を臨床準備教育での実技科目や講義に取り入れて実践している大学の事例を紹介し、医療人材育成におけるDX技術の現在の進捗や課題、今後の展開などを議論することで、DX技術を活用した薬学教育現場の未来を展望することを目的とする。
シンポジストリスト
・薬学実務家教員による臨床薬学教育へのVR導入
昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 実践薬学部門 森元 能仁
・VR技術の薬学教育への応用
名城大学薬学部 医薬情報センター 医薬品情報学研究室 大津 史子
・調剤技術の習得に向けたVRの応用
武蔵野大学薬学部 臨床薬学センター 高尾 良洋
・VR物理トレーニングによる薬剤師業務の技能向上を目指した自己学習ツールの開発
神戸学院大学薬学部 医療薬学領域 武田 真莉子
・VRで解決できること/出来ないこと
株式会社 QTnet 庭屋 英樹