医療連携の活動

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大学と各医療機関が協力した連携活動

医療機関との研究・教育活動を、
その橋渡しを担う大学教員によってシームレスに進めています。

医療連携委員会の設立と活動内容

本事業では運営組織として、本学の教員および医療機関の委嘱委員により構成される医療連携委員会を設立しています。
各医療連携委員は、それぞれの専門性を背景に、医療機関と協力しながら臨床に即した研究テーマに取り組んでいます。
また、医療機関との連携を希望する本学の教員と医療機関との連携をオーガナイズするほか、医療機関から集約したClinical Questionの解決に携わる本学研究室の選定・協力依頼を行っています。

大学-医療機関との橋渡しを行う本学教員の活動

医療連携実行委員のうち、安藤講師[レクチャラー]と池村講師[レクチャラー]の2人は、神戸市立医療センター中央市民病院で薬剤師レジデントとして勤務していた経験を活かし、大学と同病院双方で研究・教育活動を展開しています。
それらを通して薬物治療の発展、ならびに学部生や薬剤師の資質向上に貢献できるよう努めています。
大学では、病院で見出されたClinical Questionを解決するための基礎研究の実施や共同研究の提案、臨床現場の実情を取り入れた学部生教育を主な活動としています。
一方、神戸市立医療センター中央市民病院では、自ら研究活動を行うとともに、Clinical Questionの探索、薬剤師が取り組む臨床研究の進捗管理・指導を中心に活動しています。
大学および医療機関を活動の場とすることで、双方の研究・教育の円滑な橋渡しに貢献しています。

安藤講師[レクチャラー]の紹介

本学へ着任する以前は、生体内金属と化学物質の相互作用が生体内分子へ及ぼす影響およびその制御機構の解明をテーマとした研究に従事していました。
その時に培ったノウハウを臨床へ活かし、安全かつ有効な薬物治療を実現するために、様々な医薬品やバイオマーカーの生体試料中濃度の測定などを行っています。

主な研究業績

【原著論文】

Ando M, et al.; “Combined effects of manganese, iron, copper, and dopamine on oxidative DNA damage” J. Health Sci. 57(2): 204-209, 2011
Ando M, et al.; “Preparation of oligoselenodiglutathiones and their suppressive effects on oxidative DNA damage induced by catechol and copper” J. Health Sci. 57(1): 72-77, 2011
Ando M, et al.; “Carbonyl side-chain of catechol compounds is a key structure for the suppression of copper-associated oxidative DNA damage in vitro” Toxicol Lett. 199(3): 213-217, 2010

池村講師[レクチャラー]の紹介

学生時分は、糖尿病および癌の研究を行っていました。
現在は、その背景を活かし、糖尿病患者における癌化学療法の有効性と安全性について基礎・臨床双方からの解明を試みています。
さらに、病院薬剤師らと協力しながら様々な分野における臨床上の問題点の解決に取り組んでいます。

【原著論文】

Ikemura M, et al.; “Reduction in gastrointestinal bleeding by development and implementation of a protocol for stress ulcer prophylaxis: a before-after study.” J Pharm Heal Care Sci. 1: 33, 2015
Ikemura M, et al.;“Pivotal role of oxidative stress in tumor metastasis under diabetic conditions in mice” J Control Release. 170(2): 191-197, 2013
Ikemura M, et al.;“Improvement of insulin resistance by removal of systemic hydrogen peroxide by PEGylated catalase in obese mice.” Mol Pharm. 7(6): 2069-2076, 2010

【競争的研究資金】

科学研究費 若手研究(B)(代表)『リバーストランスレーショナルリサーチによる糖尿病患者の癌化学療法エビデンスの構築』(2015-17年度)
科学研究費 研究活動スタート支援(代表)『臨床研究と基礎研究の連携による薬剤性肝障害発症時の投薬基準の確立』(2013-14年度)
鈴木謙三医科学応用財団調査研究助成(代表)『基礎研究と臨床研究の連携による糖尿病患者におけるより有効かつ安全な癌化学療法の確立』(2013-14年)